奈良県橿原市 D様邸 屋根の漆喰が劣化し鬼瓦剥離による鬼瓦漆喰補修工事

BEFORE
AFTER

屋根の鬼瓦の部分の漆喰が剥離し隙間から草が生えており鬼瓦が落下しそうな状態だった為、修繕してほしいというご依頼をいただきました。
漆喰が剥離する原因として、下記のような内容が挙げられます。
漆喰はもともと多少の調湿性があり、水分を吸収したり放出したりしていますが、施工後長い時間を掛けて徐々に硬くなっていきます。
葺き土の外に漆喰を塗るという二重構造のため境目があり、年月が経過すると葺き土と漆喰の間に隙間があいてくることがあります。
屋根に塗られた漆喰は長く風雨と温度変化にさらされており、ときには台風などの強風や地震によって建物、屋根、瓦が揺れ動いたりして、漆喰自体が次第に劣化したり割れたりします。
こうして漆喰が弱くなってきたときに、強風や小さな地震によって棟や葺き土がわずかに潰れ動くことで漆喰を押し剥がします。
また、棟が動くことで絶妙に調整されていた排水性能が下がって棟内部に水が入り、その水分が中から漆喰を押して剥がすこともあります。

工事期間

2日間

エリア

奈良県橿原市

施工内容(概要)

今回は屋根鬼瓦の漆喰補修工事を行ないました。
先程上記で漆喰剥離の原因について説明させていただきました。
ここでは漆喰修繕工事内容について説明させていただきます。
①棟瓦取り直し工事を行ない棟瓦と屋根土を撤去します。
②撤去した瓦は「ひび割れ」や「欠け」などの劣化がない場合、再利用し瓦を撤去したら、土台となる1段目の熨斗(のし)瓦は耐震対策で銅線で瓦同士や鉄筋を固定します。
③土台ができたら熨斗瓦を積み上げていきます。熨斗瓦は固定されていないので、耐震性を高めるために銅線やコーキングなどでしっかりと固定します。
④鬼瓦の「取り合い漆喰」を施工して完成です。
Renobeでは屋根や外壁のリフォーム工事を専門的に行なっており、1級塗装技士・建築施工管理技士・設計士・屋根診断士など豊富な専門スタッフが対応させていただきます。
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奈良県(全域)、奈良市、大和郡山市、橿原、大和高田、生駒市や大阪(全域)、京都府(全域)でも工事を受け付けておりますので、ご連絡お待ちしております。


施工内容(詳細)

施行前
漆喰から鬼瓦が剥離している状態です。
施行中
瓦を一度脱着してから再度下地を作る作業をしていきます。
施工後
瓦を設置し漆喰を塗り直しております。
施工前
施工後