【2023年版】外壁塗装が剥がれる7つの原因とは?DIYでできる補修方法と費用相場を徹底解説
新築からある程度の年数が経過した戸建住宅にお住いの方は、ふとした瞬間に外壁塗装の剥がれを見つけることもあります。塗装の剥がれが小さければ気にならなくても、目立つようだと補修を検討しなければいけません。
そこでこの記事では、外壁塗装の剥がれが発生する理由と対処方法を解説します。この記事を読めば、補修費用を抑えるコツや外壁塗装に失敗しないポイントを学べるでしょう。外壁塗装の剥がれが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
外壁塗装の剥がれってどういう状態?
外壁塗装の剥がれと言っても、どのような状態を指すかわからない方は大勢います。そこで、まずは外壁塗装の剥がれについて解説します。
そもそも外壁塗装の目的は、外壁材の上から塗装し住宅の耐久性を向上させることです。外壁材の上から塗装することで塗膜が形成され、雨や風、紫外線から住宅を保護できます。
しかし、外壁の上に施した塗装は永久に維持されるわけではありません。時間の経過とともに、塗料と外壁材が離れやすくなります。外壁材の剥がれは、このような経年やさまざまな要因により、塗膜がボロボロと剥がれている状態のことをいうのです。
塗料の耐用年数
外壁塗装に使用する塗料には、いくつか種類があります。そして塗料によって耐用年数は異なります。
各塗料の耐用年数の目安は以下の表の通りです。
塗料種類 | 耐用年数(目安) |
アクリル系塗料 | 5~7年 |
ウレタン系塗料 | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 7~15年 |
ラジカル系塗料 | 12~15年 |
フッ素系塗料 | 15~20年 |
無機系塗料 | 20年~ |
外壁塗装が剥がれる7つの原因
ここからは外壁塗装が剥がれる7つの原因を解説します。外壁塗装は経年により剥がれますが、年月の経過以外の原因でも剥がれます。
原因によって対処方法や対処する際の費用負担が異なるので、ぜひ参考にしてみてください。
構造的な理由
外壁塗装が剥がれる理由には、建物の構造的な問題があります。雨や紫外線が直接あたる部分は、環境的な要因で塗膜が剥がれることが一般的です。しかし、環境要因に晒されにくい屋根の張り出し部分や軒天も塗装が剥がれやすい箇所です。
また、外壁材を住宅の構造に直接貼る直貼り工法で施工された住宅は、外壁塗装が剥がれやすい傾向にあります。なぜなら、構造と外壁材の間に空気の逃げ場がないため、室内から屋外へ水蒸気が抜ける際に外壁材を直接経由するからです。そのため、直貼り工法の住宅では外壁のチェックを定期的にするようにしましょう。
下地の処理不足
下地の処理不足も外壁塗装が剥がれる原因となります。下地の処理では、外壁材にしっかり塗料が密着するように表面を整える作業です。汚れた外壁材を高圧洗浄し、ケレンによって表面を均し、以前の塗装を落とすことで外壁材の表面を整えます。
塗り直しなどで外壁を塗装する際は、必ずこの下地の処理を行わなければいけません。しかし、下地処理が十分に行われていないと、耐用年数を待たずに塗膜が剥がれるケースがあります。塗装から数年で外壁がボロボロになってきたら、下地処理が不十分の可能性かもしれません。
誤った下塗り材を使用
頻繁に起こることではありませんが、誤った下塗り材を使用することで塗装が剥がれてしまうことがあります。下塗り材は外壁の素材との相性があるため、相性の悪い材料で下塗りを行うと、耐用年数を待たずに塗装が剥がれてしまうのです。
しっかりとした塗装実績のある塗装会社や熟練の職人が塗装作業を行う場合、下塗り材の選択ミスは起こりません。しかし、経験が浅い作業員や知識が十分ではない塗装会社が塗装を行うと、下塗り材の選択ミスが起こるケースがあります。塗装業者選びは慎重に行うようにしましょう。
乾燥不足
塗料の観測不足が原因で外壁塗装が剥がれることがあります。外壁塗装は、塗料を塗ればすぐに効果を発揮するわけではありません。定められた乾燥期間を設け、塗料を乾燥させる必要があります。乾燥期間を十分に設けていない場合、耐用年数より早く塗膜が剥がれることは珍しくありません。
塗料の乾燥期間は、塗料メーカーごとに定められています。そのため、塗料メーカーが定めた乾燥期間を守り、塗装作業を行う塗装会社が一般的です。しかし、乾燥状態の管理がいい加減な塗装会社が施工した場合、数年で塗膜に異常が現れてしまいます。
塗装間隔の空き過ぎ
外壁塗装が剝がれる原因には、塗装間隔の空き過ぎも考えられます。外壁塗装は、通常3回に分けて施工されることが一般的です。下塗り中塗り上塗りの順番に塗装を行いますが、それぞれの塗装の後に適切な期間を設けて乾燥させなければいけません。
下塗りと中塗り後の塗装間隔を空けすぎると、塗膜が乾燥し過ぎてしまい、耐久性や密着性が低下してしまうのです。そのため、外壁塗装が剥がれてしまことがあるでしょう。
経年劣化
経年劣化は外壁塗装が剥がれる原因の中でも、特にポピュラーな要素です。先ほども解説した通り、塗料ごとに耐用年数は定められています。そのため、基本的には耐用年数を越えて塗膜を維持することは困難です。
また、施工不良などが原因で耐用年数を待たずに塗膜が剥がれることもあります。。
さらに、周辺環境に左右されることもあります。そのため、外壁塗装が傷みやすい環境の地域の周辺の物件では、建物の周辺環境なども考慮しましょう。
外壁材の仕様
外壁に使用する材料の性質が原因で、塗装が剥がれてしまう場合があります。外壁材にはさまざまな材質の素材が使用されますが、中には塗装そのものと相性が悪い材料もあります。塗装と相性が悪ければ、ベテランの職人がどれだけ丁寧に作業を行っても、すぐに塗装が剥げてしまいます。
例えば、ガルバリウム鋼板や金属系サイディングなど金属質の外壁材、木材を使った外壁は塗料が付着しにくい性質があります。そのため、外壁塗装を検討する際は、使用している外壁材と外壁の相性を考慮して塗装工事を依頼しましょう。
外壁塗装が剥がれると何がマズい?
外壁塗装の剥がれにはさまざまな原因があります。
ここからは、外壁塗装が剥がれるとマズい理由を解説します。自宅の外壁に塗装の剥がれが現れているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
塗装による外壁の保護ができなくなる
外壁塗装が剥がれてはいけない理由の中で、特に大切なのは塗膜による外壁の保護ができなくなることです。外壁塗装は外壁材に塗料を塗ることで塗膜を形成し、外壁を保護します。しかし、塗膜が剥がれてしまうと外壁材がむき出しになるため、どんどん劣化します。
外壁塗装の第一の目的は外壁を保護することで、建物全体を守ることです。そのため、外壁塗装が剥がれることにより、外壁が劣化してしまうと内側の建物そのものが劣化してしまうかもしれません。
美観を損ねる
外壁塗装の剥がれがマズい理由には、美観を損ねるという面もあります。外壁塗装がボロボロと剥がれた家では、多くの方が古くて管理されていないという印象を受けます。そして、そういった住宅で落書きなど、悪いことに利用しようとする人もいます。
塗装の剥がれは、新築や築浅の住宅でも発生する可能性があるので注意しましょう。
住まいの安全性の低下
外壁塗装が剥がれると、住まいの安全性の低下につながるおそれがあります。先ほども解説した通り、建物は外壁に施された塗装によって保護されています。そのため、塗装が剥がれてしまうと、建物は外部からの影響を直接受けることとなります。
外壁塗装が剥がれた箇所から水蒸気が壁の内側に侵入し、カビやサビといった形で住宅を傷つけることは珍しくありません。最悪の場合建物が大幅に劣化し、建物の倒壊といった状況に陥る可能性もあります。
雨漏り
雨漏りも外壁塗装が剝がれた場合のリスクの1つです。外壁は塗膜によって雨水の建物内への浸入を防いでいます。しかし、外壁塗装が剥がれて塗膜が失われると、塗膜で覆われていない部分から雨水が浸入してくる可能性があります。
建物の2階の外壁で塗膜が剥がれた場合、浸入した水が1階の天井に伝わるケースは珍しくありません。また、住宅に使用している木材が腐食し、耐久性を著しく低下させることもあります。
資産価値の低下
外壁塗装の剥がれは、資産価値の低下につながることもあります。先ほども解説した通り、外壁塗装を放置すると住宅の耐久性にさまざまな悪影響を与えます。耐久性の低下した住宅を欲しがる人はいません。そのため、外壁塗装が剥がれたままの住宅は資産価値が低下してしまうのです。
将来的に売却を視野に入れているなら、定期的な外壁のメンテナンスを心がけましょう。
外壁塗装の剥がれを放置すると?
外壁塗装が剥がれを放置するとさまざまな悪影響が生じます。ここでは、放置すると実際にどのような実害があるのか解説します。先ほど解説した悪影響以外に生じる、塗膜の剥がれによる実害を学んでいきましょう。
外壁塗装の剥がれを放置するとどんどん悪化する
外壁塗装の剥がれを放置すると、塗膜の剥離が広がります。周辺環境の影響を受けないものであれば、塗膜の一部が剥離しても拡大のペースは最小限で済みます。しかし、住宅は周辺環境の影響を受けずにはいられません。
そのため、外壁塗装が剥がれると、剥離した部分から雨水などが染み込み、周辺の塗膜にも広がっていきます。
最終的に住宅の耐久性低下にもつながるため、決して放置できません。
放置していると保証が効かなくなる可能性がある
外壁塗装の剥がれに早めに対応しなければ、保証が効かなくなる可能性があります。外壁塗装の保証とは、多くの塗装会社が独自に設けている保証制度です。
もし塗装会社による保証を利用できれば、無料で塗り直してくれることもあります。そのため、外壁塗装を発見したら早めに塗装会社に連絡し、保証で直すとよいでしょう。
施工不良で2〜3年で剥がれる可能性がある
施工不良によって2〜3年で剥離が起こる可能性があります。塗料の耐用年数は、本来20年以上塗膜を維持できます。
しかし、下地の処理不足や不適切な乾燥期間が原因によって、塗装から2〜3年で塗装の剥離が起きることは珍しくありません。あまりにも早い塗膜の剥離の場合は、施工不良を疑いましょう。
困ったら消費者センターに
外壁塗装が剥がれたら、まずは塗装した業者やハウスメーカーなどに連絡し対応を依頼しましょう。多くの塗装会社や住宅会社は誠実に対応してくれますが、稀にまともな対応をしない悪質な会社もあります。そういった会社で困ったことがあれば、消費者センターに相談しましょう。
消費者センターでは、消費者と事業者間のトラブルを解決する支援をしてくれるでしょう。
外壁塗装が剥がれたらどうすれば良い?
新築からある程度の年数が経ち、外壁塗装に剥がれを見つけた場合にどうすればよいかわからない方も多くいます。そこでここからは、外壁塗装の剥がれを知った場合の対応方法を2つ解説します。今は困っていなくても、将来に備えて対応方法を身に着けましょう。
外壁塗装業者に依頼する
外壁塗装が剥がれた場合、基本的に塗装会社へ補修を依頼しましょう。もちろん、DIYによる補修も不可能ではありません。しかし、2階など高所の場合、素人の塗装作業は非常に危険です。
塗装会社は、安全を確保した上で作業を行います。また、全ての作業をプロが行うため、仕上がりが丁寧です。外壁塗装の補修には多額の費用がかかりますが、仕上がりや安全性を考慮し、塗装会社への依頼を検討するとよいでしょう。
DIYで補修する
外壁塗装の剥がれが1階部分のごく小さい範囲であれば、DIYによる補修も可能です。しかし、プロと異なり仕上がりの綺麗さや塗装後の耐用年数が、塗装会社の施工には及びません。
そのため、DIYによる補修を行う場合、あくまで応急処置という位置づけで行いましょう。DIYで塗装会社が作業するまでの間外壁を守り、本格的な補修はプロに依頼して外壁の劣化を防いでください。
外壁塗装の費用相場
戸建住宅の外壁塗装の補修を塗装会社に依頼した場合、概ね80〜150万円ほどの費用がかかります。この金額は目安のため、外壁塗装の状態や塗装面積、使用する塗料など条件によって大幅に変動することはあります。
ここで紹介している外壁塗装の補修費用は、あくまで外壁塗装の補修のみの金額です。外壁塗装と屋根塗装を同時に行う人も多いため、同時施工する場合はさらに屋根塗装の費用が加算され、金額が膨れ上がります。外壁塗装のみの費用相場をより正確に把握したい場合は、材料費と足場費、人件費それぞれの相場を調べましょう。
外壁塗装を塗装会社に依頼する手順
外壁塗装の補修は、塗装会社への依頼をおすすめします。ここからは、塗装会社へ外壁塗装の補修を依頼する際の手順を解説します。
外壁塗装の剥がれを見つけた際に、スムーズに依頼できるよう手順を学びましょう。
塗装会社または住宅を施工した会社に連絡する
外壁塗装の剥がれを塗装会社に依頼する際、まずは前回塗装した会社に依頼しましょう。同じ建物を塗装した会社であれば、前回どのように塗装作業を行ったか記録が残っていることもあります。前回はどういった塗料を使用し、どのように作業を行ったかがわかれば、依頼した際にスムーズにやりとりができるでしょう。
しかし、前回塗装を行った会社がわからない、連絡がつかないといった場合は、別の塗装会社を探さなければいけません。新しい塗装会社に依頼する場合、新たに外壁の状況を確認してもらう必要があります。日程を調整し、塗装会社に外壁を診断してもらいましょう。
どの塗装会社に依頼すればいいかわからないという方は、住宅を施工した住宅会社に相談しましょう。
前回塗装時の資料を確認する
塗装会社に外壁塗装の補修を依頼する場合、必ず前回の資料を確認しましょう。確認する資料は、見積書や工事契約書です。前回塗装した際の見積書や工事契約書には、当時使用した塗料や工事の仕様、条件などが記載されていることがあります。
また、前回塗装した際の見積書や工事契約書を確認することで、当時ミスがなかったか検証が可能です。塗装に関する知識がなくて不安という方は、住宅会社や塗装会社に相談し、資料を確認してもらいましょう。
前回塗装時の資料が自宅に残っていないという場合は、施工した会社に問い合わせて当時の資料が残っていないか確認してください。
DIYで外壁塗装する方法
先ほども解説した通り、DIYで外壁塗装の剥がれた部分を補修することは可能です。ここからは、DIYで外壁塗装を補修する方法を解説します。応急処置で補修を検討している方は、これから解説する内容を参考にしてください。
1.足場設置・洗浄
外壁塗装の補修は、多くのケースで高所作業が必要です。脚立に乗って補修すればいいと考える方もいますが、脚立や梯子は外壁塗装の補修には向いていません。そのため、専門業者に作業用の足場を組んでもらいましょう。
足場を用意できたら、補修箇所の洗浄です。塗料がしっかり外壁材に密着するように、外壁に付着した汚れを高圧洗浄機で落とします。足場の上で作業をする際は、ヘルメットと墜落制止用器具を必ず装備しましょう。
2.養生・下地処理
洗浄が終わったら、養生と下地の処理を行います。養生とは、作業箇所以外に塗料が付着しないようにすることです。隣の家との距離が近い場合は、トラブルにもなりかねませんので、養生はしっかり行いましょう。
養生が完了したら、下地処理を行います。下地処理では高圧洗浄で落としきれなかった汚れやサビ、塗装残りをサンドペーパーなどで磨いていきます。プロの塗装職人はサンダーなどで下地処理を行いますが、使い慣れた人以外はサンドペーパーで磨きましょう。
下地の表面が平らになるほど塗料は密着しやすくなるため、下地処理は入念に行わなければいけません。
3.塗装作業
下地処理まで完了したら、いよいよ塗装作業に入ります。1回目は、下地処理した外壁材の上からローラーや刷毛などで下塗りをします。下塗り用の塗料は、上塗り用の塗料や外壁材との相性を確認した上で使用してください。
下塗りが完了したら、塗装間隔を置いてから中塗りを行います。塗装間隔は気温や湿度が関係するため、季節によって異なり、春から秋にかけては3〜4時間、冬は6時間ほど間隔を空けることが一般的です。
中塗りが完了したら、同じ塗料で上塗りを行います。中塗り後も下塗り後と同様に一定の時間を空けてから、塗装を行いましょう。塗装を行う際は、ローラーや刷毛など塗装箇所にあわせて道具を使い分け、適切に作業を進めてください。
DIYで外壁塗装をする際に必要なもの
DIYで外壁塗装を補修する場合、道具を揃えなければいけません。DIYで外壁塗装の剥がれた箇所を補修する際に、必要なものは次の表の通りです。
道具 | 用途 | 費用 |
養生テープ | 塗装箇所周辺の養生 | 300円前後/巻 |
シーリング材 | 気密箇所充填剤 | 700円前後/本 |
コーキングガン | シーリング材充填工具 | 500~2,000円/本 |
塗料 | 中塗り・上塗り用塗料 | 7,000~19,000円/缶 |
下塗り材 | 下塗り用塗料 | 3,000~6,000円/缶 |
刷毛 | 塗装工具 | 500円前後/本 |
ローラー | 塗装工具 | 1,000円前後/本 |
補修費用を抑えるコツ
外壁塗装の補修は、多くの方が塗装会社などに依頼します。多額の費用がかかりますが、補修費用を抑えることも可能です。
ここからは、外壁塗装の補修費用を抑えるコツを解説します。外壁塗装の補修を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
塗装会社の保証を利用する
塗装会社では、保証を設けていることも珍しくありません。保証内容は塗装会社によって異なりますが、保証範囲内であれば無料で塗り直しをしてくれます。
塗装会社の施工不良による塗膜の剥がれの場合、対応してくれる塗装会社は多くあります。しかし、塗装の剥がれが施工不良によるものか、環境などが原因によるものかは判断が困難です。そのため、無償で塗り直してくれないケースも多数あります。
近年では塗料メーカーによる保証や、塗装会社が加盟している団体による保証などもあります。どのような保証を受けられるか、事前に確認しましょう。
火災保険を利用する
外壁塗装の補修に、火災保険が利用できる場合があります。住宅用の火災保険では、火災以外の災害で被った被害が補償可能です。
例えば、水害による塗膜の破損や、強風で飛来した物体が外壁に当たったことによる損傷の場合、火災保険で補修が可能です。そのため、災害などにより外壁塗装が剥離した場合は、火災保険の内容を確認しましょう。
しかし、経年劣化が原因の場合、火災保険では補償できません。火災保険の補償内容を確認し、適応可能かどうか保険会社に確認しましょう。
外壁塗装で失敗しないポイント
最後に、外壁塗装で失敗しないためのポイントを解説します。高額な費用がかかる外壁塗装では、失敗してしまうと無駄に出費することになりかねません。外壁塗装を検討している方は、これから解説する内容を参考に、依頼する塗装会社を選んでください。
信頼できる業者を選ぶ
外壁塗装で失敗しないためには、信頼できる塗装会社を選ぶことが特に重要です。信頼できる塗装会社を選ぶ際は次のポイントに気を付けてください。
- 複数の塗装会社を比較検討する
- アフターフォロー体制が万全
- 施工実績を確認
複数の塗装会社を比較検討する
外壁塗装の補修を塗装会社に依頼する際は、必ず比較検討を行いましょう。塗装会社に塗装作業の見積もり依頼を行えば、多くの会社は無料で見積もりをしてくれます。見積もり金額や見積書の内容から、依頼する塗装会社を選びましょう。
さらに、見積書の他にも塗装会社の対応なども確認しましょう。例えば、現地の確認に来た際に入念に調査をする塗装会社であれば、仕事ぶりも丁寧なことがうかがえます。金額と対応の両面で塗装会社を選びましょう。
アフターフォロー体制が万全
外壁塗装を依頼する塗装会社を選ぶ上で、アフターフォロー体制の確認も重要です。塗装工事完了後の不具合に柔軟に対応してくれるか、満足できる保証が用意されているかなどを事前に確認しましょう。
例えば、工事前の現場状況の確認から、施工アフターフォローまで1人の担当者が一貫していれば安心です。現場状況をわかった担当者が適切に対応してくれるため、塗装後にトラブルがあっても問題なく解決できます。
施工実績を確認
信頼できる塗装会社か判断する際は、施工実績を確認しましょう。塗装会社は、自社のホームページなどで施工実績を掲載していることが多くあります。そのため、ホームページを確認し、施工実績が写真付きで掲載されているかを確認してください。
これまでにどのような物件で塗装作業を行ってきたかを見れば、作業品質を確かめられます。塗装前後の写真に加えて、塗装作業中の様子が掲載されていれば、信頼できる塗装会社の目安になるでしょう。
塗装工事に立ち会う
信頼できる塗装会社を選ぶ際は、塗装工事に立ち会うことも効果的です。塗装工事に依頼者が立ち会う機会はほとんどありません。そのため、質の悪い塗装業者は下地処理に手を抜いたり、塗装回数を誤魔化したりする場合があります。
しかし、塗装工事の依頼者が立ち会う場合、手を抜くことは決してできません。また、作業に緊張感が生まれるため、効率よく丁寧に作業をしてくれるかもしれません。工事の立ち合いを適当な理由で拒否する塗装会社は、手を抜くおそれがあるため注意が必要です。
作業の写真を撮影してもらう
塗装会社が信頼できるかを判断する上で、作業写真の撮影を依頼できるかの確認をしましょう。塗装会社では、作業写真の撮影は珍しくないため、断られることはほとんどありません。そして、工事完了後に撮影した写真を依頼者に提供してくれます。
作業写真の撮影は、建築や建設関係の作業では日常的です。そのため、拒否された場合は、理由を確認しましょう。
まとめ
外壁塗装は、さまざまな理由によって剥がれてしまいます。ほんのわずかな塗膜の剥がれでも放置すると、外壁を傷めてしまい住宅そのものの耐久性を低下させる原因にもなります。そのため、外壁塗装の剥がれに気づいたら速やかに補修を行いましょう。
外壁塗装の補修はDIYでも可能ですが品質や耐用年数が異なるため、塗装会社や住宅会社に依頼しましょう。外壁塗装の剥がれは放置しても何も良いことはありません。
この記事を参考に適切に対応し、住まいを適切で健全な状態で維持しましょう。
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